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2015年10月19日月曜日

「大丈夫。あなたは今生きているじゃない」と微笑まれた☆Caracas-Venezuela

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┃☆┃JalanJalan director 
ヒロアサクラ’S 旅エッセー(16)  ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ベネズエラの首都・カラカス(Caracas-Venezuela)を訪れたのは1997年のこと。
米国のマイアミからカリブ海上空を飛ぶこと数時間。


殺人発生率は世界最大。想像もつかないほどの治安悪化。渡航の是非を含め自らの安全につき真剣に検討を行い渡航・滞在する場合も、各種犯罪特に強盗、誘拐及び麻薬関係の犯罪に巻き込まれることのないよう十分な安全対策を講じることをお勧めします(外務省・海外安全HP・他より抜粋)

こんな南米ワースト、どころか世界一危険といわれる場所へ到着。
空港から出て市街地のホテルまでタクシーに乗ったのは夕方。
日没を迎え車窓から見える丘に無数の灯がともりはじめた。
瞬く星々のようなすごく素敵な光景だった。
「あの丘はスラム街。みんな街の電線から無断で繋いで電気を使っているんだ」
片言の英語が話せるタクシーの運転手はそういった。
…とんでもない国へ来てしまったと思った。


予約していたホテルへ到着しフロントでチェックインしようとしたら...
○○ホテルは2ブロック向こう。ここは◎◎ホテルです」(ホテルの名前は失念)
名前は似ているが違うホテルへ連れてこられたようだった。
後々知ったのだがこのタクシーに通常の倍以上の金額を支払っていた。平たく言えばボラれてました。
「2ブロック400m位なら歩こうか?」
と同行のアメリカ人のデーブ(Dave)と話していたら、フロントのお姉さんが
「こんな夜に絶対ダメ(=外国人だと強盗に会うわよ)」
とタクシーを回してくれた。
しかしたった400mでまたまた足元を見られ2000円位も取られた。
なんつー国へ来てしまったんだとまた思った。


そして...
夜、ホテル内で夕飯を済ませ部屋で(なんと)3重の鍵をかけて寝ていた。
真夜中、ガチャッガチャッ!とドアノブを回す音がする。
きっと同行のDaveが用事があってオレの部屋にきたんだろう・・・てかアイツまさかのモーホーじゃないだろうな!? まぁ、いいや、眠いし。
なにしろシカゴからマイアミ経由でカリブ海を飛んでベネズエラまで丸一日移動だったので疲れていた。
数回、ガチャガチャ音がしていたがあきらめたようだ。


今度は外でパンッ! パンッ!と乾いた音が響いた。
どう考えても銃声。
過去に拳銃を突きつけられた過去のトラウマがあるのでホントに怖い(苦笑)
Daveの部屋に電話をしてみた。
「Dave、今オレの部屋に来たよね? そんで銃声聞いた?」
「ふぁぁ?what's up?」
Dave、寝てましたから・・・ということは部屋のドアノブを回したのは一体誰?
朝まで怖くて寝られず終いだった。


翌朝、チェックアウトの時に銃声のことを告げたら
「良くあること。ここは南米で一番治安が悪いのだから」
と。
ドアノブガチャガチャのことを告げたら
「大丈夫。いま、あなたは今生きているじゃない」
とフロントのベネズエラ美人にっこり微笑まれた。
・・・なんつー国なんだ(現地で何回言ったかこの台詞)


ところで、首都カラカスでの写真が1枚もない。
理由はカメラを旅行鞄の奥底に隠していたからに他ならない。
また、当時は携帯電話にカメラ機能はなかったし、たとえ携帯を持っていたとしても身につけず隠していたと思う。
二度と訪れたくない、と思ったのはいろいろ訪れた土地の中で初めてかもしれない。
それぐらい”やばい”空気を感じる街だった。


ちなみにネットから拝借画像ですが冒頭の「丘に無数の灯」です。
盗電
これらは、ほぼ東電…いや盗電。あ、どっちもどっちか(笑)










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