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2015年7月8日水曜日

アメリカ人同士の会話を日本人が通訳って...

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┃☆┃JalanJalan director 
ヒロアサクラ’S 旅エッセー(14)  ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


1994年3月。
シカゴ支社に出張中、現地スタッフのデイブと南部へフィッシング関連の視察に行くことになった。
名目は釣りのシミュレーションソフトを作るためなのだが、息抜きというかボーナス的なお気楽出張旅行をプレゼントしてもらったのです。
厳寒のシカゴからジョージア州のアトランタを経てフロリダ北部のタラハッシーへ。
ドライなシカゴとは空気がまるで違う湿気の粒が見えるような蒸し暑い南部。
一泊してレンタカーで再びジョージア州を目指し到着したのはレイクセミノール。
サイプレスツリーがある水辺や停めてあるトラックのカーラジオからオールマンブラザーズバンドが流れていたりしてもうワクワクするほどの南部臭さが漂ってる場所。 


そこらじゅうにワニがいるということで岸からの釣りは危険。
ガイドを雇ってボートで釣りをすることに。
 レイクセミノール (Lake Seminole)

ロッジのスタッフが「湖を知り尽くした古株ガイドだ」というドンさん。
超南部訛りの英語をしゃべるおじいちゃん。
フィッシングガイド (Lake Seminole)


ワニは本当にウジャウジャいました。
岸沿いを狙ってキャストしたルアーをワニが襲ってくることもしばしば。
釣れてしまったら…困るんだろうな。
ワニ (Lake Seminole)


デイブは中西部独特のフラットで訛りもないTVのニュースキャスターのような綺麗な英語を話すいわゆる典型的なシカゴっ子(都会っ子 笑)
fishing (Lake Seminole)
その彼と猛烈な南部訛りのおじいさんとの会話は傍から聞いていてもまるで噛みあってないというかお互いに理解できていないことが分かる。
そんなデイブがいよいよ自分に
「なぁヒロ、悪いけどガイドにわかるように説明っていうか…ま、通訳してくれ」
と。
ルアー釣りは難しい専門用語が多いとはいえ、まさかアメリカ人同士の会話を日本人が通訳する事態になるとは夢にも思いませんでしたネ(笑)


そんな感じで数時間釣りと会話を楽しんでロッジへ戻り、食堂で甘いコーヒーをすすっていたら日本人が珍しいのか「どこから来たんだい?」ローカルのおじいさんたちに囲まれた。
…デイブが真顔で「悪い、あの爺さんの言ってることを通訳してくれ。訳が分からない」と耳にささやいてきた。
「なんて言ってるん?」
俺の聞き間違いかもしれないけどさ、”山をいくつ超えたら日本につく?”って聞かれたんだ」
「は?」
見た目80歳近いおじいちゃんに聞きなおすとその通りだった。
「キミは初めて見るタイプの人種だ。日本という場所からきたそうだね。日本はここから山をいくつ超えたところにあるんだい?」
と。


いま2015年はgooglemapでこんな誰も知らないような湖が世界中どこからでも見られる時代ですが、これはまだネットどころか携帯電話も普及していない1994年の話です。
(レイクセミノールはだいたいこの辺り↓)

数日後、シカゴの都会に戻った自分たち。
現地スタッフたちと今回のディープな南部の旅の土産話で笑っていた。
その会話の流れでデイブが
「ところでお前はどうやって英語を覚えたんだ?」
と。
「オレの英語は歌からだよ」
小3の頃から洋楽を聴いていたら自然に覚えてしまった感じなのです。
とデイブに言ったら
「だからたまに変なフレーズが出てくるのか(笑) 正直、ベッドサイドで娼婦に教えてもらって覚えたのかと思ったてたよ(笑)」
ヾ(--;)ぉぃぉぃ!

あれから20年ぐらい経ち、現在(2015)では良い思いです(遠い目)



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