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2016年1月11日月曜日

旅の成人式や~っ☆フィジーで現地の成人式に招かれた思い出

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┃☆┃JalanJalan director ヒロアサクラ’S 旅エッセー(20)  ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1月11日。「20歳・各地で成人式」というニュースを見ていて海外で成人式に招かれたことを思い出しました。
(成人式を行う国って世界にどれくらいあるんでしょうか!?)
偶然にもこのエッセイも20回目です。
20つながりで、海外の成人式に招かれて出席したエピソードを書こうと思います。
国は南太平洋のフィジーです。
1992年、じゃらんじゃらんを始める前どころか世の中にインターネットもない頃の話です。

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若い漁師たちが海亀を捕らえて帰ってきました。
「うまそうだろ?」「え? 食べるの?」「そうだよ。儀式があるからね」「ええ~っ」
フィジーの成人式に招かれた思い出



午後、ビーチでいろんな国の人がバレーをしていて混ぜてもらって遊んでいたら、
ノアとラウという現地の村の男たちと仲良くなりました。
フィジーの成人式に招かれた思い出


気があっていろいろ話しているうちに、
「今夜、うちの村で成人式があるんだ。ぜひ参加して祝ってほしい」と彼ら。
海外では知り合った現地人にホイホイついていって色んなトラブルに巻き込まれる話もよくあること。
もちろん100%信用していたわけではないですが、悪人オーラはまったくない2人でしたので好奇心の方が勝っちゃいました。

未知の国での慶事。
今みたいにネットで調べたりできない当時、
服装とかお祝いとか、そういう勝手がわからないので困りましたね。
襟付きのシャツに長ズボン、手土産に飲もうと思って免税店で買っておいたお酒を持っていきました。
見ず知らずの旅人の自分たちを快く迎えてくれました♪
<KAVA(カヴァ)>という木の根をすりつぶした汁を回し飲みするフィジーの伝統的な儀式


Korotogo Village(コロトゴ村)の村人全員が集会場にあつまり、厳かな儀式がはじまりました。
あ、全員と言っても当時フィジー人口の約半分を占めるともいわれる”インド系フィジー人”は皆無です。
ネイティブvs.移民系の対立、どこにでもある話ですね。
そんなフィジーの人たちは自分たちには英語でしゃべってくれますが、
儀式はフィジーの現地語なので何をいってるか100%分かりません(苦笑)
でも日本のどこかであった「市長ぶっ飛ばす!俺らなめんな 」みたいな馬鹿は一切いないです(笑)
フィジーの成人式に招かれた思い出


儀式が終わるとパーティーです。
タロイモをバナナの葉で包んで蒸し焼きしたものとか、いわゆる現地料理がズラリとならんでいて皿にとってくれました。
観光客向けのレストランでたべるフィジー料理と違って容赦なしの不思議な味付けですし、箸もフォークもありませんから手で食べます。
「ねーノアさん、このニチャニチャする肉何?」
「海亀だよ。今朝若い漁師が獲ってきたばかりだ」
(あ、朝見たあの亀さん…)
フィジーの成人式に招かれた思い出


食事が終わり「ある意味メインイベントが始まるよ」…だそうです。
KAVA(カヴァ)という木の根をすりつぶした汁を回し飲みするフィジーの伝統的な儀式です。
黄色い服のお兄さんの前にある大きな木の器はTANOA(タノア)というそうで、そこに入っている泥水のようなものがカヴァです。
フィジーの成人式に招かれた思い出


車座になって回し飲みが始まりました。
長老からはじまってほどなく自分に回ってきました。
作法を教えてもらいながらその通りに受け答えをし飲みほします。
味は漢方の胃薬そっくりです。
何度も回ってきます。
eimy店長は1回で許してもらえましたが自分はダメだそうです。
決して残してはいけません。
舌がピリピリしてきてかなりキツくなります。
5杯目くらいになると眩暈を伴った脱力感に包まれていくようなカンジでした…。
フィジーの成人式に招かれた思い出


延々と深夜まで続く宴。トイレとかどうしたっけ。記憶がありません
フィジーの成人式に招かれた思い出


深夜。カヴァを飲みぎてフラフラになったところでノアが車を手配して宿まで送ってくれました。
翌朝は起きられませんでしたよ。
なんだか夢を見てたようなカンジした。
昔、TVでやってた番組で「素晴らしい世界旅行」ってのがあって、
色々な国の風習や儀式、民俗などを紹介する紀行番組なのですが、このとき経験したのはまさにその世界でした。
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南太平洋の島へ10日間遊びに行って普通に帰ってくるはずのありふれた旅が、
この思いがけない貴重な体験が加わったことで何が起こるかわからない旅の面白さとか、
表面だけをなぞっただけでは見えないホンモノの魅力とか、
そういうのに目覚めた旅だったなぁ、と思います。
今思えば、以来、旅へ求めるものとか、旅のスタイルが変わったような気がします。
そして<じゃらんじゃらん>を始めようと思った原点だったのかもしれません。
よく旅を人生に例えますがこの旅はある意味...
<ボクらの旅の成人式や~っ>

…強引なオチで終わります(笑)




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