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2015年7月2日木曜日

日本では誰も知らないけどアメリカでは有名人、そのスケールの大きさと言ったら…

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┃☆┃JalanJalan director 
ヒロアサクラ’S 旅エッセー(13)  ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


1996年。
ゲームデザイナーになっていた自分は主に北米市場向けのソフトを作っていた。
シカゴ支社に出張中、自分に依頼されたのは釣りのシミュレーション(ゲーム)の制作だった。
イリノイ州 エルク グローブ ビレッジのオフィスにて (1996) 朝倉 寛明
当時かなりお世話になったシカゴ支社の副社長、法務、営業、広報担の面々
アメリカでは釣りはとてもメジャーでスポーツ扱いされていて『Cast for Cash』といわれるほど莫大な賞金が出る釣りの大会もある。
その世界で殿堂(Hall of Fame)入りしている人物と仕事をすることになった。
その人物とはESPN(超有名なスポーツ番組)のアウトドアスポーツ部門で20年間も視聴率No.1で居続けたというレジェンド、ジミーヒューストン氏(Jimmy Houston)


このシカゴ支社での会議から数日後、ロケがあって中西部のテキサスまで移動して、ダラス近郊に滞在して仕事をしていた。
ジミー氏の拠点はオクラホマ。
打ち合わせをしなければならなかったので「オクラホマまで伺います」と電話をしたら秘書の方が「テキサスね。ダラスの近くだったらアセンズに別荘があるのよ。そこで7月○日なら大丈夫。スケジュールをおさえておくわ」と。
…そうしてアセンズ(Athens,TX)でジミー氏と対面することになった。
握手を交わしてまず街のレストランでランチブリーフィングを…と、いきなりレストラン中の客に囲まれた。
彼はポケットから太いマジックを取り出して差し出されたノートやシャツにサインしている。
「マジックを持ち歩いているんですか?」と聞いたら、
「マイサインペンだよ。3日持たないね(笑)」
恐らく5~60人以上にサインをしてレストランを後に。
「ちょっと車とボートに給油するから」とガソリンスタンドに入る。
車とボートをあわせて300リッター近く入ったと思ったけど支払なし。
え? どゆこと…??
石油会社がスポンサーについているので米国中で給油がタダなんだそうです。
ちなみにフルサイズのシボレーや格好いいボートもメーカーからの提供だそうです。
当然スタンドでもサイン攻め。
インク切れで字がかすれてきて「サインペンを作ってる会社にもサポートしてほしいよ(笑)」と。
アメリカンジョークに笑うところなんだろうけどあっけにとられている自分。
文中では日本語表記していますが英語でサインのことはオートグラフ(autograph)、サインペンはマーキングペン(marking pen)です-念のため


彼の別荘のある敷地に入るともうそこはネイチャーランドどいうか別世界。
恐らく東京ドーム数個分の広さ。
コテージのようなロッジ、綺麗な湖、ハンティングもできるフィールド。
さぞかしお気に入りの別荘なんでしょう?と聞けば「いくつかあるうちの一つだから年に一回来るか来ないか」と。
なんともったいない…
テキサス州 アセンズ ジミーヒューストン氏の別荘

広大な湖もぜんぶ彼の別荘敷地。
テキサス州 アセンズ ジミーヒューストン氏の別荘

仕事とはいえ一緒に釣りができたことは嬉しい。
テキサス州 アセンズ ジミーヒューストン氏の別荘
スケールの大きさにあっけにとられながらも、米国のスーパースターと過ごした一日。
日本に帰ってきて自慢しても誰にも理解してもらえなかったし少しも羨ましがられませんでしたけど(笑)



こういった出会いからJimmy氏が監修し作ったS-NES(日本名=任天堂スーパーファミコン)のソフト。
セールスは好調でSONYプレイステーション版、WINDOWS95版と作らせていただきました。
JimmyHouston's BASS TOURNAMENT USA S-NES


そして...
記事掲載の釣り雑誌  written by Hiroaki Asakura
日本の釣雑誌にも何回か取り上げられたりしたせいかわかりませんが、ゲームショーに出展したとき、購入されたユーザーさんから「開発者の朝倉さんですよね! サインください!」と。
まさか自分も誰かにサインするなんて思いませんでしたね(笑)




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