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2015年5月28日木曜日

多様な食文化・小2のキミがその看板を見て決めたこと

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┃☆┃JalanJalan director 
ヒロアサクラ’S 旅エッセー(6)  ┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2014年7月、家族でベトナムのダナンを旅行中。
ミーケビーチの海に面した大通り沿いを散歩していた。
午後5時をまわりお腹がすいてくる時間。
通りには目の前の海で水揚げされた生きた魚介が水槽に入って陳列された海鮮レストランがたくさんあっていい匂いも漂っている。
「どの店で食べようか? 混んでる店は外れないかもね~」などと話しながらのレストラン物色。


そんな中に回りと違う雰囲気の食堂があった。
「ねーねー、お腹すいたよ。この店混んでるからおいしい店なんじゃない?」
と息子。
混んでる店=美味しい店と刷り込みが過ぎたか!?

看板を見て一発でわかる"犬肉料理"の店。
男性客ばかりで売春婦が数人外で待っている光景。
店から出てきた客が、その女性の一人と一緒にどこかへ消えていった...

ベトナム ダナンの犬肉料理食堂

軽い既視感。
そういえば2010年にここから直線で250㎞くらいの中国・海南島の三亜を訪れたときも同じような光景をみたっけ。
自分は犬をとても食べ物とは思うことはできないから食べる気もしないけど、”精がつく食べ物”といわれていることぐらいは知っているし、この辺りで長年続いてきたと思う食文化だから否定はしない。

幼い息子にもうわべだけのキレイ事を教える必要もないと思ったし、もし彼が食べてみたいといったらどうしようか!?…ということも頭をよぎった。
「そうだね。ここは混んでるね..」
とだけ言ってみた。

彼は無言で頷いて店の前を通り過ぎた。
教えなくても小学校2年生の息子は看板の絵を見て、ここが何の店で自分が食べたいものなのかどうか!? ということを自ずと理解したようだ。
「あ、あっちの店混んでる。あれ伊勢エビかなぁ。食べたいな~!」
といい匂いがする海鮮屋台レストランに向かって駆けだした。
ダナン シーフード屋台レストランにて


TV番組で海外の途上国へ行っていわゆる「ゲテモノ」を食べて軽薄なタレントが「うぇ~」なんて顔をゆがめて言っているのを目にすることがある。
その一方で、都会のモダンな雰囲気のフレンチレストランで美人モデルが「エスカルゴ~!! あ、ウサギもも肉のコンフィ!! 」なんて言いながら食べている絵が流れてスタジオでは「おいしそう」なんて言っている。
生き物を殺して肉を食べているという本質は一緒なのに、フランスのカタツムリやうさぎにはうぇーとはいわない。

こういう見せ方を平気で電波に乗せて放送するTV、それを喜ぶ視聴者。
どちらも発展途上国といわれる国の独特の食文化をこころのどこかで軽蔑しているからなのかな?とふと思った。

食文化は国や地域、そして人の数だけ多種多様だから、
嫌いでも、否定もしない、軽蔑しない、干渉しないのが基本だな、と思いました。











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